シェリー酒とは?初心者必見の種類や飲み方を解説|おすすめ10選も!

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この記事では、シェリー酒について、そもそもどんなお酒なのか、その種類やシェリー酒のおすすめの飲み方などを徹底的に解説します。
また、最後にはシェリー酒の人気おすすめ10選も紹介するので、シェリー酒初心者の方はぜひ参考にしてみて下さいね!

シェリー酒とは?

そもそも、シェリー酒とはどんなお酒なのか、その基本的なことを解説していきます。
まずはここを押さえておけば、オッケーです。

世界三大酒精強化ワインの一つ

酒精強化ワインとは?

ワイン
シェリー酒とは、世界三大酒精強化ワインの一つです。
酒精強化ワインとは、醸造の過程でアルコールをさらに加え、アルコール度数を高めたワインのことを指します。
もともとは、ワインの酸化や腐敗を防いだり、それぞれの個性を高めるために考案されたもので、それが今では立派な一つのお酒のジャンルになっています。

また、酒精強化ワインの中でも、「世界三大酒精強化ワイン」と言われているものがあり、それがスペインの「シェリー」、ポルトガルの「ポートワイン」「マデイラワイン」の3種類です。

シェリーの定義

ブルワリーとワイン
そんな、世界三大酒精強化ワインの一つであるシェリーですが、どんなお酒でも「シェリー」という名を名乗ることはできません。
スペインの中でも、アフリカに近い南部のアンダルシア地方とその周辺の町で造られたブドウを使用したもののみ「シェリー」という名前を使うことが許されています。

通常のワインとの違い

ワイン_樽

アルコール度数の違い

通常のワインとの違いは、何と言っても、「アルコール度数」です。
先ほども紹介したように、シェリーは酒精強化ワインは、醸造途中でアルコールを追加します。
そのため、通常のワインが10%〜14%のアルコール度数に対して、シェリーは15%〜22%前後のアルコール度数を持っています。

製法の違い

シェリーは、通常のワインと違い、樽を満タンにせず3分の2ほど入れて、少しの空間を持たせたまま熟成させます。
つまりあえて空気に触れさせて熟成させるのです。
そのため、ワインよりも「ドライな味わい」で「香ばしい香り」を持つものに仕上がります。

シェリー酒に使われる白ブドウの種類

白ぶどう
シェリー酒には、基本的に3種類に白ブドウが使用されます。
それぞれのブドウによって、完成するシェリーの味わいが違ってくるので、ぜひその種類を押さえておきましょう!

パロミノ

パロミノは、スペイン南部、南アフリカでで栽培されている白ブドウです。
生食もできますが、これといった個性はなく、普通のワインには向いていないとされています。
その一方で、酸味や甘みが抑えられているため、シェリー造りには向いています。
パロミノは、辛口のシェリーに使われることが多いです。

ペドロ・ヒメネス

非常に高い糖分を含んでいるのが、ペドロ・ヒメネスです。
シェリー造りには、天日干しさせたものが使われます、
ペドロ・ヒメネスを使ったシェリーは、ブドウのフレッシュさ、甘さを残した極甘口の味わいに仕上がります。

モスカテル

世界中で栽培されているマスカット系のブドウです。
ルーティーな香り、植物や果実を思わせるようなアロマを持っているのが特徴的です。
幅広い味わいのワイン使われます。

味から分けられるシェリー酒の種類

シェリーは、味わいからさらに大きく10種類に分けられます。
それぞれのシェリーの種類と、味わいを知ることであなたにぴったりなシェリーが見つけやすくなるので、ぜひ参考にしてみて下さいね!

辛口のシェリー

白ワイン

辛口で軽い口あたり
「Fino(フィノ)」

「フィノ」は、アーモンドを思わせるような香り、キレのある軽い口あたりが特徴的です。
アルコール度数は15%~17%で、辛口のワインが好きな方におすすめです!

辛口でドライ
「Manzanilla(マンサニーリャ)」

「マンサニーリャ」は、フィノに似ていますが、それよりももっとドライな味わいを持っています。
アルコール度数は、15%~17%。
また、軽い酸が、フレッシュな後味を残してくれます。

シャープな辛口
「Amontillado(アモンティリャード)」

フィノやマンサニーリャをさらに酸化させ、熟成させたシェリーのことで、香ばしいナッツのような香り、長いアフターテイストを持った辛口のシェリーです。
アルコール度数は、16%~22%で、オオロソとフィンの中間のような味わいを持っています。

辛口で飲みごたえ抜群
「Oloroso(オロロソ)」

「オロロソ」は、酸化熟成させたシェリーです。
深く、暗みのある赤色をしており、ナッツのような華やかな香り、しっかりとした飲みごたえを持っています。
ワインの中でも、フルボディタイプに分類されます。
アルコール度数は、17%~22%です。

バランスの良い辛口
「Palo cortad(パロ・コルタド)」

オロロソよりも、重厚感を無くした、バランスの良いシェリがー「パロ・コルタド」です。
シャープな香りで、「オロロソが少し飲みにくい」と感じた方にはおすすめ!
アルコール度数は、17%~22%です。

甘辛口のシェリー

辛すぎず甘すぎない
「Medium(ミディアム)」

ミディアムは、その名の通り辛口と甘口のちょうど中間に位置するシェリーです。
アルコール度は15%~22%で、どのシェリーを飲むか悩む初心者の方は、まずはこれから飲んでみましょう!

甘口のシェリー

赤ワイン

ほのかな甘口
「Pale cream(ペイル・クリーム)」

フィノをベースにして造られた、甘口のシェリーです。
アルコール度数は、15%~22%で、キレのある上品な味わい、かすかな甘みを持っています。
甘ずぎるものは苦手…という方におすすめです!

飲みごたえのる甘口
「Cream(クリーム)」

オオロソをベースに造られる甘口のシェリーです。
アルコール度:は15.5%~22%。
深い香り、複雑な甘みを持つ、飲みごたえのある味わいです。

フレッシュな極甘口
「Moscatel(モスカテル)」

ブドウ品種「モスカテル」を使用して造られるシェリーです。
柑橘類のようなフレッシュな香り、極甘口の味わいが特徴的です。
アルコール度数は、15%~22%。

コクのある極甘口
「Pedro ximenez(ペドロ・ヒメネス)」

深く、濃い赤色をしたシェリーです。
ヒメネス種のブドウを天日干しして造られ、コクのある濃厚な極甘口の味わいを持っています。
アルコール度数は、15%~22%。

シェリー酒の基本的な飲み方

ワインと違って、シャリーは飲む機会が少ないものです。
そこで、ここでは初めてシェリーに挑戦する初心者の方におすすめの「シェリーの飲み方」を紹介します!

ストレートで飲む

白ワインとグラス
シェリー酒は、人々に合わせて辛口から極甘口まで幅広い種類のものが準備されています。
そこで、まずはそのシェリーごとの味わいをしっかりと楽しむために、そのままストレートで飲んでみましょう!
少しアルコール度数の高いワインというような感じなので、決してきつい飲み物ではありません。
レストランなどで食前酒として提供される場合も、多くはストレートで出てきます。

カクテルにして飲む

カクテル
最近では、お酒の飲み方の多様化に合わせて、シェリーをカクテルにして飲む方も増えてきています。
甘いお酒が好きな方にはおすすめな飲み方です。
いくつかシェリーを使った代表的なカクテルを紹介するので、ぜひ飲んでみて下さいね!

アドニス

アドニスは、シェリー「フィノ」と、スイートベルモット、オレンジビターズで作るカクテルです。
作り方は、「フィノ:ベルモット」=「3:1」になるように混ぜ、最後にオレンジビターズを少し加えるだけ。
シェリーの風味を消すことなく、甘みをましたカクテルに仕上がります!

レブヒート

レブヒートも、シェリーを使ったおすすめのカクテルです。
家庭でも、最も簡単に作れるカクテルで、材料はシェリーの「マンサニーリャ」か「フィノ」と、炭酸水(ジンジャエールもおすすめ)だけ!
アルコール度数も下がり、発泡性になるので、シェリーがあまり得意でなかったと感じた方でも非常に飲みやすくなります。

シェリー酒にあう料理

フルーツ
さて、そんなシェリーですがもともとは食前酒として発展した側面を持っています。
そのため、基本的には料理と合わせることなく、単体で楽しむことができるようになっています。
また、種類によって味わいも大きく違うため、一概にこれに合うといった料理を決めるのが難しいのも事実です。

ですが、ひとつおすすめなのがフルーツと合わせて飲むことです。
シェリー酒はアルコール度数が高いため、フルーツの持つ酸味との相性が抜群なのです!
前述した食前酒とは少し違ってきますが、食後酒としてフルーツと合わせて飲んでみてはいかがでしょうか?

【初心者でも飲みやすい】シェリー酒の人気おすすめ10選

ゴンザレス・ビアス|ティオ・ペペ


  • 種類フィノ
  • ブドウの品種パロミノ品種
  • 産地スペイン
  • アルコール度数15%
商品紹介
スペインが世界に誇るドライシェリーの代表銘柄が、この「ティオ・ペペ」です。
辛口のシェリーで、薄い黄金色、シェリー特有の香りを持っています。
レストランなどでも食前酒として選ばれており、その美味しさは折り紙付きです!

イダルゴ|ペール クリーム


  • 種類フィノとモスカテルのブレンド
  • ブドウの品種パロミノ、ペドロヒメネス
  • 産地スペイン
  • アルコール度数17.5%
商品紹介
フィノにモスカテルの果汁をブレンドした甘口のシェリーです。
スペインNo1のシェリーブランドが造っており、インターナショナル・ワインチャレンジなどのコンペティションでも受賞歴があります!
優しい口当たり、アーモンドのような香りが特徴的な一本。

バルデスピノ|ティオディエゴ アモンティリャード


  • 種類アモンティリャード
  • ブドウの品種パロミノ
  • 産地スペイン
  • アルコール度数18%
商品紹介
地元であるスペイン南西部のヘレスでも高い人気を誇る「アモンティリャード」です。
ナッツやアーモンドのような香ばしい香り、バランスのとれたキレのある辛口の味わいを持っています!
また、肉料理との相性も抜群で、食中酒としても楽しめます。

ボデガス イダルゴ ラ ヒターナ|アモンティリャード ナポレオン


  • 種類アモンティリャード
  • ブドウの品種パロミノ
  • 産地スペイン
  • アルコール度数17.5%
商品紹介
8年間熟成させたアモンティリャードで、樽に由来する高貴な香り、まろやかな口当たりが特調的です。
キレのある辛口で、濃い味の料理ともぴったりです!

バロン|ミカエラ・ミディアム


  • 種類ミディアム
  • ブドウの品種
    バロミノ、ペドロヒメネス
  • 産地スペイン
  • アルコール度数15%
商品紹介
アモンティリャードをベースに造られた、ミディアムのシェリーです。
ほのかに甘みを持っており、全体的にシャープな風味で飲みやすいです。
また、アルコール度数も15%と低いので、シェリー初心者の方には特におすすめな一本!

ウィリアム・ハンバート|コレクション・ドン・ソイロ・フィノ


  • 種類フィノ
  • ブドウの品種パロミノ
  • 産地スペイン
  • アルコール度数18%
商品紹介
厳選したぶどう品種パロミノのみを用いて造られるフィノです。
「最高峰のシェリー」と言われる「ウィリアム・ハンバート」のブランドもの。
樽熟成に由来する複雑かつ奥行きのある香り、辛口の味わいを持っています。

エミリオ・ルスタウ|モスカテル エミリン


  • 種類モスカテル
  • ブドウの品種モスカテル
  • 産地スペイン
  • アルコール度数17%
商品紹介
モスカテル種を使用した極甘口のシェリーで、深い赤色をしています。
柑橘類を思わせる豊かな香り、程よい渋みを持った綺麗な後味が特徴的。
食前酒はもちろん、食後酒とてもぴったりな一本です!

バルデスピノ|イザベラ・クリーム


  • 種類クリーム
  • ブドウの品種パノミロ
  • 産地スペイン
  • アルコール度数17.5%
商品紹介
オロロソとペドロヒメネスをブランドして造られたクリームシェリーです。
レーズンのような複雑な香り、強すぎない心地よい甘口を持っているのが特徴的。

ボデガス イダルゴ ラ ヒターナ|マンサニージャ ラ ヒターナ


  • 種類マンサニーリャ
  • ブドウの品種パロミノ
  • 産地スペイン
  • アルコール度数25%
商品紹介
軽い飲み口をもったキリッとした辛口のシェリーです。
リンゴのような香りを持っており、すっきりとした味わいが特徴的。
飲みやすい辛口なので、シェリー初心者の方にもおすすめです!

ハーベイ|ブリストル クリーム


  • 種類クリーム
  • ブドウの品種パロミノ、ペドロヒメネス
  • 産地スペイン
  • アルコール度数17.5%
商品紹介
「英国のクリスマスには必ず食卓に並ぶ」と言われているほど有名なクリームシェリーです。
コクのある甘口の味わいで、食前酒ではなく、食後酒のデザートワインとして人気を博しています!
また、「喫煙に合う唯一のワイン」と言われたこともある、少し変わった一本です。

まとめ

この記事では、シェリー酒について、その正体や種類、おすすめの飲み方などシェリー酒について基本的なことを解説しました。
シェリー酒はお酒好きであれば、一度は飲んでおきたい絶品のお酒です。
ぜひ、この機会に一度飲んでみてくださいね!

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