この記事ではシングルモルトの特徴や選び方、さらに飲み方を解説し、シングルモルトの人気おすすめ10選をご紹介します。
シングルモルトはウイスキーの中でも比較的に飲みやすい味わいで様々な飲み方に合います。
是非この記事を参考に自分の好みにあったシングルモルトを選んでみてはいかがでしょうか?
シングルモルトとは?
ウイスキーで良く耳にする、「モルト」とは、大麦麦芽を意味しており、このモルトを使用したウイスキーは「モルトウイスキー」と呼ばれています。
モルトウイスキーにもさまざまな種類がありますが、中でも単一蒸留所でつくられるモルトウイスキーの場合、「シングルモルト」と呼ばれます。
対して、複数の蒸留所で造られた「シングルモルト」を混ぜて造られたウイスキーを「ヴァッテッドモルト」「ブレンデッドモルト」と呼びます。
要するに、1つの蒸留所において、モルト(大麦麦芽)のみを使用して造られているウイスキーが、「シングルモルト」というこです。
シングルモルトの選び方
ウィスキーも5大産地から選ぶ
シングルモルトのウイスキーを選ぶ際、基準にするとわかりやすいのが産地です。
ウイスキーには、「5大産地」と呼ばれている産地があり、それを基準に選ぶと分かりやすいと言われています。
●カナダの「カナディアンウイスキー」
●アイルランドの「アイリッシュウイスキー」
●アメリカの「アメリカンウイスキー」
●日本の「ジャパニーズウイスキー」
上記が5大産地と呼ばれており、これらの産地を飲み比べることでご自身の好みを見つけることができるでしょう。
熟成年数で選ぶ
ウイスキーの個性を決めるのは産地や原材料、造り方もありますが、熟成年数も重要な要素です。
10年以内のものであれば爽やかですっきりとした味わいの印象がありますし、10年から15年ものであれば香りや味わいのバランスが取れて飲みやすい味わいになっています。
15年を過ぎて18年、20年、そして30年以上になると口当たりがまろやかで芳醇な香り、そして若い頃には感じられなかったさまざまな風合いが長年の化学反応によって起こる複雑性のある味わいになっています。
ご自身の飲みたい味わいに合わせて、熟成年数で選んでみても良いでしょう。
樽の違いで選ぶ
ウイスキーは基本的に樽で熟成されますが、その樽の種類によっても風味の個性が変わります。
例えば、フルーティーな風味を楽しみたい方はシェリー樽で熟成させたシングルモルトがおすすめですし、
より香ばしく重厚感とバニラ香がお好きな方はバーボン樽で熟成されたものがおすすめです。
また、樽も大樽や小樽などさまざまな種類があり、それぞれに味わいの個性が変わってくるのでこだわってみると、シングルモルト選びも楽しくなるでしょう。
初心者におすすめのウィスキーの飲み方
初心者の方がウイスキーを飲む際、そのままだと飲みにくいと感じてしまうこともあります。
ここからは、初心者必見の簡単で美味しいウイスキーの飲み方をいくつか紹介します。
はちみつ入りで飲む
ウイスキーをグラスに入れたらはちみつを入れて飲んでみましょう。
甘さが出て飲みやすく、さらにはちみつには疲労回復や殺菌作用もあるため疲労回復にも役立つはずです。
塩を入れて飲む
ウイスキーのアルコール感を抑える上に、ウイスキーの風味をより豊かに感じさせてくれるのが塩です。
「Saline Solutin」というカクテル用語があるように、ウイスキーに馴れていない初心者には最適な飲み方です。
砂糖を入れて飲む
シンプルな方法ですが、ウイスキーに砂糖を入れることで甘みが増し、ストレートでもぐっと飲みやすくなります。
カクテルでも、ウイスキーベースのものはよく砂糖が使用されています。
レモン汁でを入れて飲む
爽やかな風味が欲しい方には、レモン汁がおすすめです。
少々重たく感じられるウイスキーの印象を爽やかかつ軽快してくれるので、飲みやすくなります。
ウイスキーサワーにもレモン汁が利用されていますし、ハイボールのレモン味も人気です。
マーマレイドを入れて飲む
マーマレイドは、パンやヨーグルトに塗るイメージですが、ウイスキーにもおすすめです。
甘く粘性のあるジャムを溶かすことで、ウイスキーに深みと甘さが加わり女性でも飲みやすくなります。
シングルモルトの人気おすすめ10選
シングルモルト ウイスキー グレンフィディック12年
世界で一番飲まれているシングルモルト
世界で初めて「シングルモルト」として売り出され、今もなお世界トップのシェアを誇るのがこの「グレンフィディック」です。
淡い黄金色、梨を連想させる爽やかでありながらもフルーティーな香りが特徴的です!
名称 | シングルモルトウイスキー | 原産地 | スコットランド | アルコール度数 | 40% | 香りの深さ | (4 / 5) | 飲みやすさ | (3.5 / 5) | 総合評価 | (4 / 5) |
シングルモルト ウイスキー ザ マッカラン 12年
12年間熟成させた原酒のみを使用した最高峰のウイスキー
厳選されたシェリー樽で最低12年間熟成させた原酒のみを使用しているのが、この「ザ・マッカラン」です。
ドライフルーツやバニラのような甘い香り、シェリーのような甘酸っぱい複雑な味わいが特徴的です。
樽熟成の良さを最大限楽しめる一本。
名称 | シングルモルトウイスキー | 原産地 | スコットランド | アルコール度数 | ここに記載(%で統一) | 香りの深さ | (3.5 / 5) | 飲みやすさ | (3.5 / 5) | 総合評価 | (3.5 / 5) |
サントリー シングルモルト ウイスキー 白州
日本を代表するシングルモルト
日本を代表するシングルモルトウイスキーで、サントリーから発売されています。
若葉を思わせるような、みずみずしくフレッシュな香り、キレの良い軽い口あたりが特徴的です。
ウイスキー初心者の方にもおすすめな飲みやすい一本です!
名称 | シングルモルトウイスキー | 原産地 | スコットランド | アルコール度数 | 43% | 香りの深さ | (3.5 / 5) | 飲みやすさ | (4.5 / 5) | 総合評価 | (4 / 5) |
シングルモルト ウイスキー 山崎
白州と並ぶ、世界からも愛されるジャパニーズウイスキー
白州と並び、日本を代表するシングルモルトウイスキーが「山崎」です。
花を思わせるような甘く、華やかな香り、上品で複雑なコクのある味わいが特徴的です。
ハイボールや水割りにするのも、特に適した一本です!
名称 | シングルモルトウイスキー | 原産地 | 日本 | アルコール度数 | 43% | 香りの深さ | (4 / 5) | 飲みやすさ | (3.5 / 5) | 総合評価 | (4 / 5) |
シングルモルトウイスキー ボウモア 12年
スモーキーフレーバーが特徴のボウモア
スモーキーフレーバーが特徴的なシングルモルトウイスキーが「ボウモア」です。
8つのもの蒸溜所があり、ウイスキー造りが盛んなアイラ島で造られており、その中でもボウモアは「ベストバランスオブアイラ」「アイラモルトの女王」と称されています。
スモーキーフレーバー、ダークチョコレートを思わせるようなコクのある味わいが特徴的です。
名称 | シングルモルトウイスキー | 原産地 | スコットランド | アルコール度数 | 40% | 香りの深さ | (4.5 / 5) | 飲みやすさ | (3 / 5) | 総合評価 | (4 / 5) |
シングルモルト ウイスキー ザ・マッカラン ダブルカスク 12年
余韻に浸れる、上品な味わいのシングルモルト
先ほど紹介した「ザ・マッカラン」のシリーズで、2種類のシェリー樽原酒をバッティングした一本です。
バニラ香とシェリー樽による蜂蜜のような甘み、スパイシーさが特徴的。
長く口の中に味わいが残り、余韻に浸ることができる一本です。
名称 | シングルモルトウイスキー | 原産地 | スコットランド | アルコール度数 | 40% | 香りの深さ | (3.5 / 5) | 飲みやすさ | (3.5 / 5) | 総合評価 | (3.5 / 5) |
シングルモルト ウイスキー ラフロイグ セレクトカスク
ピート香や磯の香りが特徴的なシングルモルト
アイラ島で、ラフロイグ蒸溜所により造られているシングルモルトウイスキーで、ピート香や磯の香りが特徴的です。
スモーキーな重みがありながらも、柔らかな甘みを持っており、不思議と飲みやすい一本。
また、ラフロイグ蒸溜所のウイスキーは、チャールズ皇太子により王室御用達のウイスキーともなっています。
名称 | シングルモルトウイスキー | 原産地 | スコットランド | アルコール度数 | 40% | 香りの深さ | (4 / 5) | 飲みやすさ | (4 / 5) | 総合評価 | (4.5 / 5) |
シングルモルトウイスキー ラフロイグ 10年
惚れ込むか、大嫌いになるかのどちらか。不思議なウイスキー
先ほど紹介した「ラフロイグ」のウイスキーです。
また、ラフロイグのウイスキーは「惚れ込むか、大嫌いになるかのどちらか」と称されているお酒でもあり、それが特に顕著に感じられるのがこの一本です。
薬品を想わせるヨード様の独特な香り、濃厚で塩っぽさを感じさせるドライな味わいが特徴的です。
名称 | シングルモルトウイスキー | 原産地 | スコットランド | アルコール度数 | 43% | 香りの深さ | (4 / 5) | 飲みやすさ | (3.5 / 5) | 総合評価 | (4 / 5) |
シングルモルト ウイスキー ラフロイグ クオーターカスク
小さい樽で熟成させた、落ち着いた飲み心地
ラフロイグからおすすめなシングルウイスキーがもう一本。
クオーターカスクとは、通常の樽の4分の1しかない小さなサイズの樽のことで、それで熟成させることでより早く熟成を進めることができます。
ラフロイグ独特のスモーキーな香り、塩気を感じる味わいは残しつつ、他のラフロイグよりも落ち着いた飲み心地で、後味に少しの酸味を感じるのが特徴的です。
名称 | シングルモルトウイスキー | 原産地 | スコットランド | アルコール度数 | 48% | 香りの深さ | (3.5 / 5) | 飲みやすさ | (4 / 5) | 総合評価 | (4.5 / 5) |
シングルモルトウイスキー バルヴェニー 12年 ダブルウツド
2種類の樽による甘みと香りがバランス良いシングルモルト
赤みのある深い琥珀色をしたシングルモルトで、蜂蜜やアーモンドを思わせる甘い香り、甘みとコクのある味わいが特徴的です。
上品で、バランスがとれた一本で、非常に飲みやすいです。
名称 | シングルモルトウイスキー | 原産地 | スコットランド | アルコール度数 | 40% | 香りの深さ | (3.5 / 5) | 飲みやすさ | (4.5 / 5) | 総合評価 | (4.5 / 5) |
まとめ
この記事では、シングルモルトウイスキーについて、その正体や選び方、人気おすすめ10選を紹介しました。
ぜひ、この記事を参考にあなたにぴったりなシングルモルトウイスキーを見つけてくださいね!