焼酎の中には価格や入手難度、味わいなど様々な要因から「プレミア」と呼ばれる特別な銘柄があります。
今回はそんなプレミア焼酎の一つで、圧倒的な人気に対し生産量が少ないことからプレミアとされている麦焼酎「百年の孤独」を紹介します。
格別な焼酎を飲みたい!プレゼントを探している!という方は必見です。
百年の孤独とは
百年の孤独とは麦焼酎の銘柄の一つです。
圧倒的な人気に対し生産量が少ないことからプレミアとされています。
高島屋などの百貨店では抽選販売で取り扱われていることもあるそうです。
令和天皇のご成婚時に、酒蔵メーカーの所在する宮崎県高鍋町出身の歌手今井美樹さんが、お昼番組笑っていいとも!のテレフォンショッキングで「皇太子様(当時)がこれで晩酌されている」と紹介し、人気をさらに不動のものにした、という逸話もあります。
百年の孤独の最大の特徴は熟成方法
プレミアとされるほど人気な百年の孤独。その最大の特徴は熟成方法にあります。
通常の焼酎は蒸留した後瓶に詰めて出荷されますが、百年の孤独は蒸留した後ホワイトオーク樽の中で何年も熟成させます。
ホワイトオーク樽とはウィスキーなどの洋酒を育てる際に使用されるオーク材(楢や樫など)で出来た樽のことで、この中で熟成させることで輝くような琥珀色と上品な香りのお酒ができます。
百年の孤独もウィスキー同様、何年も熟成させることによって見ているだけで魅了されてしまうような透明な琥珀色の液体に、麦らしい香ばしさと洋酒のような上品な香りが入り混じった焼酎になるのです。
百年の孤独おすすめな飲み方
芳醇な香りが特徴の百年の孤独。
その香りを存分に楽しむためにおすすめの飲み方はロックです。
薄まっても風味の崩れにくい焼酎なので、時間をかけてゆっくり味わいを楽しむことができます。
ただ、アルコール度数は40度と、少々高めなので、強いお酒が得意でない方は水割りで飲むことをおすすめします。
甘みが増してふくらみのある風味を楽しむことができます。
百年の孤独の味わいは?
味の方は、まろやかな口当たりで特徴的な穀物の甘み、麦らしくもありながら普通の麦焼酎とは一線を引いた味わいです。
「ウィスキーになれなかった焼酎」などと言われますが実に言いえて妙な表現です。
40度と高い度数ながら突き刺さるようなアルコールの刺激はなく、しかしスッキリとした辛口で「男の酒」といったような味です。
焼酎好きにはもちろんハマる、ウィスキー好きにもハマる、そんな焼酎です。
- 種類麦焼酎
- 産地宮崎県
- 原材料麦、麦麹
- 麹白麹
- 蒸留方法常圧蒸留
- アルコール度数40度
百年の孤独のルーツと黒木本店
百年の孤独のルーツ
百年の孤独を製造している蔵元です。
明治18年(1885年)創業。
宮崎県高鍋町にある蔵は、あまり売れ行きのいい焼酎メーカーではありませんでした。
第一次焼酎ブーム終わりごろ、一時は山芋からつくった芋焼酎がヒットしたものの、その後全く焼酎が売れなくなったことをきっかけに、麦焼酎を樫樽で熟成させることを考えました。
これが百年の孤独が生まれるきっかけになります。
【これは面白い!】黒木本店のユニークな名前の焼酎3選
また、黒木本店の商品には百年の孤独以外にも有名著書のタイトルから命名された焼酎やユニークな名前の焼酎が数々存在します。
とくに中沢新一の著書と同名の米焼酎「野うさぎの走り」は百年の孤独に並ぶ人気がありとてもおすすめです。
野うさぎの走り
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- 種類米焼酎
- 産地宮崎県
- 原材料
米、米麹 - 麹白麹
- 蒸留方法常圧蒸留
- アルコール度数37度
【商品紹介】
黒木本店の造る「野うさぎの走り」は、日本酒の吟醸酒をイメージして造られた米焼酎です。
古酒と、もち米焼酎をブレンドして造られています。
きめ細かな上品な口当たり、甘く、深い味わいが特徴です。
爆弾ハナタレ
- 種類芋焼酎
- 産地宮崎県
- 原材料甘藷、米麹
- 麹黒麹
- 蒸留方法常圧蒸留
- アルコール度44度
【商品紹介】
黒木本店の造る「爆弾ハナタレ」は、冬季限定で発売されている芋焼酎です。
豊かな味わいを持っており、甘みも特徴です。
すっきりとしたキレもあり、キンキンに冷やして飲むのがおすすめです。
球
- 種類芋焼酎
- 産地宮崎県
- 原材料甘藷、米麹
- 麹白麹
- 蒸留方法常圧蒸留
- アルコール度数14度
【商品紹介】
黒木本店の造る「球(きゅう)」は、加水することでアルコール度数を14度まで抑えた芋焼酎です。
度数も14度で、まろやかな風味は、どんな方にもおすすめできる芋焼酎です。
まとめ
圧倒的な知名度を誇る百年の孤独。
そのウィスキーのような芳醇な香りと他の麦焼酎にはない穀物の奥深い甘みが多くの人々を魅了してやみません。
この記事を読んで気になった方は百年の孤独の持つ特別な風味をぜひ一度味わってみてください。