この記事では、ウィスキーはどう飲めばいいの?ウィスキーを飲みたいけどハードルが高いなと思われている方など、今回はそんなウィスキー初心者の方にわかりやすく基礎知識や美味しい飲み方、人気おすすめ10選を紹介・解説していきます。
これから、ウィスキーを美味しく飲みたいという方、ウィスキー上級者を目指す方必見です。
ウィスキーの『量』を知ろう
まずは、ウィスキーを美味しく飲むためには欠かせない『量』について解説します。
『シングルとダブル』とは
BARやお店で『ウィスキーロックシングル』でなどの言葉を耳にしたことがある方も多いかもしれません。
ウィスキーはその量によって飲み方、味わいが変わっていきます。
シングルとは
『シングル』は1オンスのことで、約30mlのことを意味します。
一般的なシングルの量は、ロックグラスに注ぐとグラスの底からちょうど指の幅一本分の高さです。
このことから『ワンフィンガー』とも呼ばれています。
多くのバーやお店では、この量で提供されることが多いと思われます。
しかし、全てのBARやお店で約30mlで提供されるとは一概には言えません。
なぜならばお店によって45mlや60mlで提供されることもあるからです。
なぜお店によって量が違うのでしょうか。
日本とアメリカではシングル=約30mlとされています。
しかし、他の国を見てみるとイギリスではシングル=45mlされています。
驚くことにウィスキー発祥の地であるスコットランドではシングル=60mlとされています。
このように国によってシングルの量の定義が異っているのです。
そのため、日本のお店であってもシングルが普通より多く提供されることがあればそのお店は外国のスタイルでウィスキーを提供しているという可能性があげられます。
日本のお店だからと行って30mlのシングルを頼んだつもりでも、その倍の60ml
が提供されることがあるかもしれませんので注意が必要です。
ダブルとは
『ダブル』とはシングルの2倍に当たる約60mlで『ツーフィンガー』とも呼ばれます。
しかし、前述の通りシングルの量が多いお店ではダブルの量も変わって提供されることがあるでしょう。
ロックで飲まれる際自分が好きな銘柄しか飲まない人やお酒の強い方にはおすすめの量かもしれません。
初心者におすすめウィスキーの美味しい飲み方
初心者なら『水割り』ウィスキーで飲みやすく
ウィスキー自体、非常に度数が高いお酒のため、初めは自分好みの濃さで、長い時間楽しめる水割りがおすすめです。
水割りはウィスキーに氷と水を入れて作るもので、日本では非常に人気の高い飲み方です。
海外でも水割りは有りますが、氷を入れることは滅多にしないそうです。
水割りは、飲みやすいだけではなく、手軽に作れてほんの少し工夫するだけでウィスキーをさらに美味しく飲めるため、初心者の方におすすめの飲み方です。
そんな水割りを簡単に美味しく作る方法を簡単にご紹介します。
まずは、グラス・氷・ウィスキー・マドラー・グラス・水を用意しましょう。
水を用意する際にはミネラルウォーターがおすすめ。
❶グラスに氷を入れウィスキーを入れた後に水を注ぎます(ウィスキー1に対して水2~2.5が一般的な量とされています)
❷最後に軽く混ぜて完成です。
このように『水割り』ウィスキーは手軽に作ることができます。
ぜひ自分好みの水割りを作って、ウィスキーに慣れて下さいね。
甘いウィスキー『ジュース割り』もおすすめ
カクテル感覚でウィスキーを楽しみませんか?
ウィスキーに甘い印象がある人は少ないと思います。
ここでは、ウィスキーに合うジュースを紹介し、簡単な作り方を解説します。
『カルピス』
カルピスはアルコール類との相性がいいのをご存知ででしょうか?
カルピスの甘酸っぱさがウィスキーをサッパリとした味わいへと変えてくれるのです。
さらに、ソーダを加えることでカルピスハイボールになります。
作り方はとても簡単。
①グラスに氷を入れ、ウィスキーを注ぎます。(冬には常温でもおいしい。)
②カルピスを注ぎます。(比率はウィスキー1に対しカルピスソーダ3〜4がおすすめ。)
③軽く混ぜて完成です。
『オレンジジュース』
オレンジジュースで割るウィスキーは非常に美味しく、飲みやすい。
あまりの飲みやすさについ飲みすぎてしまうため注意が必要です。
あらかじめウィスキーの量を少なめにして作るのがおすすめ。
作り方は、
①ウィスキーを適量注ぐ。
②オレンジジュースをお好みの量注ぐ。(果汁100%のオレンジジュースがおすすめ。)
③軽くかき混ぜて完成。
(氷を入れるとオレンジジュースが薄まってしまうのであらかじめオレンジジュースを冷やしておきましょう。)
ウィスキーが好きなら『オン・ザ・ロックス(on the rocks)』
ウィスキーロックは、正式名称でオン・ザ・ロックス(on the rocks)と言います。
ウィスキーに氷だけを入れて飲むもので、割られたウィスキーに比べ、ウィスキーの本来の味や香りを楽しめます。
また、氷が溶けることでウィスキーが薄まり口当たりを優しくしてくれるので長い時間楽しむことができ、香りや味の変化を楽しめる飲み方です。
ロックの量は「シングル」や「ダブル」で表現されます。
作り方は、
①グラスに氷を入れウィスキーを注ぎます。
②ウィスキーを注いだ後、氷を優しく混ぜて完成です。
ここで混ぜすぎてしまうと氷の溶けるスピードが早まってしまうので注意しましょう。
水割りウィスキーなどに比べ度数が高い状態で飲むものなので最初はシングルで作るののが無難かもしれません。
カロリーを気にする方におすすめ『ハイボール』
ハイボールと言われるものをお店やCMで見たこのある方が多いと思います。
ハイボールとは、ウィスキーを炭酸飲料やノンアルコールの飲み物で割ったものを言います。
ハイボールは低カロリーであるため女性など多くの人に飲まれています。
低カロリーの理由として、ハイボールを作る際の炭酸飲料はカロリーのないものを使用するからです。
そのため、ハイボールのカロリーはウィスキーだけのものになります。
ウィスキーは度数が高いお酒のため、効率よく酔え、飲み過ぎる心配もないのでカロリーに気を遣われている方にもおすすめです。
ハイボールが苦手な方や飲みずらいという方はジンジャエールやコーラで割られたハイボールもおすすめです。
この二つは非常に相性が良く自分でも手軽に作ることができるのでぜひ試してみてください。
作り方はまず、
①グラスに氷を一杯に入れ、グラスを冷やしましょう。
②その後ウィスキーを注ぎ、ソーダを注いで、割ります(ウィスキー1に対しソーダ3~4が一般的と言われています)
③最後にマドラーで縦に1回軽く混ぜれば完成です。
ぜひ、自分好みのハイボールを見つけてウィスキーを楽しんでみてくださいね。
冬に飲むなら『ホットウィスキー』
寒い日には、心も体も温めてくれるホットウィスキーがおすすめです。
ですが、度数が高いお酒を暖かい温度で飲むのは、少し戸惑ってしまいますよね。
しかし、ホットウィスキーはお湯で濃さを調節できるので自分好みの量で楽しむことができます。
ホットウィスキーが飲みずらいという方は、オレンジなどの柑橘類をトッピングしてみてください。
ホットウィスキーは柑橘類との相性がいいので、自分の好きな柑橘類を付け加えるだけで格段に飲みやすくなります。
作り方は、
①耐熱グラスを用意します。(あらかじめお湯を入れ、グラスを温めておくのがおすすめ。)
②ウィスキーを注ぎます。(自分のさじ加減)
③ウィスキーの倍量か3倍のお湯を注ぎます。(お湯を注ぐ時はゆっくりと。)
④優しく混ぜて完成です。(お好みの柑橘類などをトッピング)
季節の変化に合わせ、ウィスキーの飲み方も変えてみてくださいね。
ウィスキーの人気おすすめ10選
ザ・マッカラン
日本でも大人気スコットランドのシングルモルトウィスキー
シングルモルトの王道と言われる「ザ・マッカラン」
その味わいは、上品なまろやかさに加え甘さも感じ、華やかな香りが特徴的。
その完成度から「シングルモルトのロールスロイス」と讃えられている。
種類 | – | 原材料 | モルト | アルコール度数 | 40% | 原産国 | スコットランド | 香りの強さ | (3 / 5) | 飲みやすさ | (4 / 5) | 総合評価 | (4 / 5) |
シーバスリーガル12
初心者の方でも美味しく飲める
シーバスリーガルは「王者に相応しい」「威厳のある」という意味を持ちます。
スッキリとした味わいが特徴でほんのり甘め、華やかでフルーティーな香り。
まろやかな口当たりで、クセの強いウィスキーが苦手な方や初心者の方におすすめ。
種類 | ブレンデット | 原材料 | モルト、グレーン | アルコール度数 | 40% | 原産国 | イギリス | 香りの強さ | (3.5 / 5) | 飲みやすさ | (4 / 5) | 総合評価 | (4 / 5) |
バランタイン17年
「気品のある味わいと香り」をもつスコッチ・ブレンデット・ウィスキー
甘く、クリーミーの中にスモーキーさを感じることができる力強い味わい。
バニラ香でバランスの取れた香りが特徴的。
気品あるパッケージにふさわし味わい。
長い間余韻に浸りたい方におすすめ。
種類 | – | 原材料 | モルト、グレーン | アルコール度数 | 40% | 原産国 | スコットランド | 香りの強さ | (3.5 / 5) | 飲みやすさ | (4 / 5) | 総合評価 | (4 / 5) |
ジョニーウォーカーブラックラベル12年
世界で最も売れているウィスキーの1つ
ウィスキーにはたくさんの種類があり、どれを飲んだらいいのかわからない方にまずはこのウィスキーがおすすめ。
スモーキーな味わいで、オレンジや青りんごなどのフルーティーな味わい。
なめらかで初心者の方でも飲みやすい。
また、コスパ面でも手に取りやすいところが魅力。
種類 | ブレンデット | 原材料 | モルト、グレーン | アルコール度数 | 40% | 原産国 | イギリス | 香りの強さ | (4 / 5) | 飲みやすさ | (4 / 5) | 総合評価 | (4.5 / 5) |
竹鶴ピュアモルト
華やかさを求めて作られたウィスキー
味わいは、スモーキーさと強い果実感に華やかさが特徴的。
モルトの香りとバニラ香、洋梨などの果実香、爽やかで甘酢っぱい香り。
多くの賞を受賞したのにふさわしウィスキー。
種類 | モルト | 原材料 | モルト | アルコール度数 | 43% | 原産国 | 日本 | 香りの強さ | (4 / 5) | 飲みやすさ | (4 / 5) | 総合評価 | (4 / 5) |
サントリーウィスキー知多
ハイボール好きにおすすめ
サントリーウィスキー知多は「風のように軽い」と言われており、とても柔らかくどなたでも愉しんでいただけます。
味わいは、軽やかで甘みがある。癖がなく初心者にもおすすめ。
香りは、少し強めではあるが、和食との相性が抜群。
ハイボールにするのがおすすめ。
種類 | グレーン | 原材料 | グレーン、モルト | アルコール度数 | 43% | 原産国 | 日本 | 香りの強さ | (4.5 / 5) | 飲みやすさ | (4.5 / 5) | 総合評価 | (5 / 5) |
白州
多様性のあるウィスキー
白州はロックやストレート、ハイボールにしても美味しい、バランスの取れたウィスキー。
上品でフルーティーな香りが特徴的。
スッキリとした口当たりでまろやかなため、長い時間楽しめる。
その美味しさから多くの賞を獲得している。
種類 | モルト | 原材料 | モルト | アルコール度数 | 43% | 原産国 | 日本 | 香りの強さ | (4 / 5) | 飲みやすさ | (4.5 / 5) | 総合評価 | (4.5 / 5) |
山崎
世界最高と称されるウィスキー
フルーティーでしっとりとした味わい。
香りは甘く、なめらかに広がる。
その上質な味わいから、数多くの賞を受賞。
最高と称されるウィスキーをぜひご賞味してください。
種類 | モルト | 原材料 | モルト | アルコール度数 | 43% | 原産国 | 日本 | 香りの強さ | (4 / 5) | 飲みやすさ | (4 / 5) | 総合評価 | (4.5 / 5) |
フロム・ザ・バレル
数々の賞を受賞した。高品質で低価格ウィスキー
シンプルで洗練されたボトルが特徴的。
度数が高いため、とても力強い味わいでウィスキーファンからも愛される。
濃厚で塾れたフルーツのような香り。
ストレートで飲むのがおすすめ。しかし度数が高いので飲み過ぎに注意。
種類 | ブレンデット | 原材料 | モルト、グレーン | アルコール度数 | 51% | 原産国 | 日本 | 香りの強さ | (4 / 5) | 飲みやすさ | (4 / 5) | 総合評価 | (4 / 5) |
響
ブレンデットウィスキーの最高峰
国産の最高峰と讃えられている。
アルコールによる刺激が少ないため初心者にもおすすめ。
柑橘系の香りが特徴的で甘さもある。
ぜひ、日本の最高傑作を愉しんでください。
種類 | ブレンデット | 原材料 | モルト、グレーン | アルコール度数 | 43% | 原産国 | 日本 | 香りの強さ | (4 / 5) | 飲みやすさ | (4.5 / 5) | 総合評価 | (5 / 5) |
まとめ
今回は、ウィスキー初心者の方にウィスキーを美味しく飲むための基礎知識やおすすめの飲み方を紹介・解説してきました。
いかがでしたでしょうか。ウィスキーは多種多様な種類、飲み方が存在します。
ぜひ、自分にあったウィスキーで、自分好みの飲み方を見つけてみてくださいね。