この記事では古酒の特徴と種類を解説し、人気おすすめ5選を紹介します。
お酒好きにはたまらない癖のある古酒を徹底解説していきます!
この機会に自分好みの古酒を見つけてみてはいかがでしょうか?
古酒とは
結論から言うと、「日本酒を〇〇年寝かしたら古酒」といった定義はありません。長期熟成酒研究会では、「満3年以上蔵元で熟成させた、糖類添加酒を除く清酒」を熟成古酒と定義しています。そのため、”3年寝かせた古酒”というものから、”40年寝かせた古酒”というものまで、古酒とは幅広く存在します。
熟成古酒は吟醸酒、純米酒、本醸造酒などの「特定名称酒」ではないため、ラベルへの表示規定がありません。そのため、「熟成酒」「長期熟成」「秘蔵酒」などと書かれていても1、2年で出荷されているものもあります。こういった年数のものは熟成古酒というよりは、「ひやおろし」や「秋あがり」のような味の調和や円熟味を考慮した商品であるといえます。
家でも作れる?
家にあるお酒をずっと寝かせて、古酒にするというのは難しいとされています!
上記にあるように、古酒とは酒質を変化させる科学現象で、美味しい古酒を作るためには、気温や湿度を調整する必要があります。
ただ、家ではそのような調整はなかなか難しいですね。
結果として、自宅で日本酒を寝かせても美味しくなることはなく、むしろ味が劣化してしまうということになってしまいます!
古酒は美味しい?まずい?
ここまでは、そもそも古酒とはどんなお酒なのかを解説しました。
ですが、気になるのは古酒の味わいですね!
ここでは古酒はどんな味わいなのか?を紹介します!
古酒の味わい
古酒を飲んだ人の感想は「美味しい」「まずい」と賛否両論に分かれることがほとんどです。
というのも、日本酒などのお酒は、寝かせることによって”独特なコク深さをもつお酒”になる場合がほとんどだからです。
また、口当たりも変わり、トロリとした口当たりになるので、普段日本酒の古酒を飲みな慣れていない方からすれば、いつもの日本酒とは全く別のお酒と感じてしまうからです。
ただ、人によってもちろん味の感じ方は変わりますので、ご自身で飲んでみるのが一番です!
古酒はアルコール感が薄く、癖が強い?
古酒は熟成をさせるため、水の分子がアルコール分子を長期に渡って取り込んでいきます。
そのため、通常の日本酒よりアルコール感が柔らかくなります。
古酒の美味しい飲み方とは?
日本酒には非常に多くの飲み方がありますが、古酒にぴったりな飲み方は、「冷や・常温(20~25度)」や「ぬる燗(35~40度)」になります。
というのも、日本酒は冷やしすぎたり、熱くしすぎたりすると風味が飛んでしまうからです。
古酒とは独特な風味を楽しむものなので、風味が飛んでしまわない程度の少し冷たい、少し温かいくらいの温度で飲むのがおすすめです!
古酒の人気おすすめ5選
浦霞 山田錦純米大吟醸古酒 720ml
- 種類古酒
- 原材料山田錦
- 精米歩合40%
- アルコール度数16%
- 酸度–
- 日本酒度–
【商品紹介】
この古酒は自家酵母を用いてじっくりと醸し、低温で半年ほど貯蔵し熟成されています。
芳醇で濃密な味わいです。
高野酒造 越匠 長期熟成1993 吟醸古酒 瓶 箱入 [ 日本酒 新潟県 720ml ]
- 種類古酒
- 原材料米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
- 精米歩合55%
- アルコール度数15%
- 酸度1.3
- 日本酒度+6
【商品紹介】
この古酒は冷蔵コンテナでビン貯蔵した秘蔵酒です。
冷やでもぬる燗でも旨味が凝縮されているので味に深みがあります。
沢の鶴 1973年醸造古酒 [ 日本酒 兵庫県 720ml ]
- 種類古酒
- 原材料米、米麹、醸造アルコール
- 精米歩合70%
- アルコール度数16.5%
- 酸度2.0
- 日本酒度-4.0(標準値)
【商品紹介】
この古酒は40年以上の歳月を経て生まれた黄金色に輝く長期熟成酒です。
香りが特徴的で、コクと旨味が口の中に広がります。
十四代 秘蔵酒 古酒 720ml
- 種類古酒
- 原材料ここに原材料
- 精米歩合35%
- アルコール度数15%
- 酸度–
- 日本酒度+4
【商品紹介】
この古酒は手に入れるのは難しい、超プレミアムな十四代です。
芳醇な風味とキレのある上品な味わいです。
日本酒好きなら是非一度は口にしてみたい古酒です。
熟露枯(うろこ)
- 種類古酒
- 原材料米(国産)、米麹(国産米)
- 精米歩合–
- アルコール度数17.5%
- 酸度1.2
- 日本酒度+5
【商品紹介】
栃木県にある酒造「島崎酒造」が造る大吟醸古酒です。
2000年に造られたこちらの古酒は、気品のある熟成香、まろやかなコクのある味わいが特徴的です!
最後はキレのある口当たりに変化します。
2000年に造られているので、何年前のものかすぐ分かるのもいいですね。
まとめ
いかがでしょうか?
古酒の特徴と種類を解説し、人気おすすめ5選も紹介しました。
古酒はまだまだ未知なるお酒です。
お店でもあまり飲まれない古酒をこの機会にぜひ堪能してみてはいかがでしょうか?