日本酒のアルコール度数は?酔いやすい?|押さえておきたいお酒の話

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この記事では「押さえておきたいお酒の話」と題して、日本酒のアルコール度数について解説します。
他のお酒と比べて「高いのか?低いのか?」などをそれぞれのお酒の造り方なども含めて解説するので、参考にしてみてくださいね。
また、最後にはアルコール度数が低い日本酒や高い日本酒おすすめをランキング形式で6選、コラムとして「日本酒にまつわる2つの度数」についても解説するので、お酒好きは必見です。

アルコール度数とは?

お酒には必ず記載されている「アルコール度数」。
「○度」「○%」と表示されているのをよく見かけますが、これが何を意味しているか正しく知っていますか?

アルコール度数とは、摂氏温度15℃の時に計測される、飲料に含まれるエタノール(エチルアルコール)の濃度を百分率で示したものです。
つまり、アルコール度数20度のお酒であれば、100ml中に20mlのエタノールが含まれているということになります。

海外では表記が違う!?

アメリカの街並み
ちなみに、海外ではアルコール分を表示するのに、「度」や「%」ではなく、別の表示をすることがあります。
それが、「プルーフ」です。
プルーフは、アメリカやイギリスで使われる蒸留酒のアルコール分を表示する単位で、アルコール度数と比べて、USプルーフは2倍、UKプルーフは1.75倍の表示をします。
アルコール度数4%のお酒であれば、アメリカでは2倍の「8USプルーフ」、イギリスでは1.75倍の「7UKプルーフ」といった表示がされるということです。
もし、海外に行く機会があれば、ぜひ一度見てみて下さいね。

日本酒のアルコール度数は高い?

日本酒
さて、「日本酒を飲む人=お酒が強い人」といった印象がありますよね。
そして、お酒は弱いから日本酒は飲んだことがないという方も少なくはないのではないでしょうか?
ですが、日本酒のアルコール度数を見ればそれは早計かもしれません。
日本酒のアルコール度数は、一般的には15度~20度のものがほとんどです。
中にはアルコール度数が20度を超えるものもありますが、酒税法では22度未満のものでないと「清酒」と名乗ってはいけないという決まりがあるため、これを超えることは滅多にありません。

他のお酒のアルコール度数一覧

日本酒 15度~20度
ビール 5度前後
焼酎 20度~25度
ワイン 15度~20度前後
ウイスキー 40度前後
テキーラ 40度前後

こうして見てみると、日本酒のアルコール度数は、ビールよりは高いですが、他のお酒とは対して変わりません。
むしろ、焼酎やワインの方が高い場合もあります。

実は、お酒には蒸留酒と醸造酒という2つの種類があります。
醸造酒とは、酵母を原料としてアルコール発酵させて造るお酒のことで、日本酒やビール、ワインなどがこれにあたります。
その一方で、蒸留酒とは、醸造酒を蒸発させ、より濃度の高いアルコール分を持つ液体を中心に集めたもののことを指します。
一般的には、蒸留酒は高いアルコール度数を持つお酒になり、焼酎やテキーラなどがこれにあたります。

このように、日本酒は製造方法から見てもアルコール度数は高いどころか、「低めのお酒」と言えるのです。

アルコール度数の高い日本酒おすすめランキングTOP3

【3位】 玉川 夏越常温熟成 白ラベル




穏やかでありながらパワフルな山廃純米酒

京都でお酒造りをする木下酒造の造る山廃純米酒原酒です。
山廃造りという、自然の力で生まれた乳酸で発酵を促すという少し変わった造り方をされています。
アルコール度数は21度~22度で、普通の日本酒よりもどっしりとしたパワフルな飲みごたえを持っています。
しかし、そんな飲みごたえとは対照的に、爽やかで、やや甘みを含む風味は意外にも飲みやすく、女性の方などにもおすすめな一本です。

特定名称 純米酒
原材料 米(北錦)、米麹
アルコール度数 21度~22度
精米歩合 66%
日本酒度
甘口度 4 out of 5 stars (4 / 5)
香りの深さ 4 out of 5 stars (4 / 5)
総合評価 4 out of 5 stars (4 / 5)

【2位】 金陵 琥珀露




2倍近いアルコール度数を誇る濃縮純米大吟醸

西野金陵株式会社の造る濃縮純米大吟醸酒です。
アルコール度数は30度~31度と極めて高く、22度未満という清酒の定義を超えているため、正式には清酒ではなく雑酒(酒税法上なににも属さないお酒)として扱われています。
木樽の穏やかな香りと、なめらかな甘み、酸味を持った一本で、ふくらみのある複雑な味わいをしています。
ロックなど、少し冷やして飲むのがおすすめです。

特定名称 雑酒(純米大吟醸)
原材料 米(オオセト)、米麹
アルコール度数 30度~31度
精米歩合 50%
日本酒度
甘口度 4 out of 5 stars (4 / 5)
香りの深さ 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)
総合評価 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)

【1位】 越後武士 さむらい




46度という驚異のアルコール度数を誇る日本酒

玉川酒造の造る日本酒で、アルコール度数は驚異の46度と、他の日本酒の追随を許さない高さを誇っています。
こちらも、正式には雑酒として扱われています。
1年間の熟成による、まろやかな口あたりを持っており、非常に飲みごたえのある一本。
また、日本酒度も驚異の+66と、辛口の日本酒を代表する日本酒でもあります。
冷凍庫に入れても凍らないなど特徴だらけの日本酒で、テレビで紹介されたことも。
オンザロックでグレープフルーツの果汁を1、2滴入れて飲むのがおすすめです。

特定名称 雑酒(清酒)
原材料 米(五百万石・こしいぶき)、米麹
アルコール度数 46度
精米歩合 60%
日本酒度 +66
辛口度 5 out of 5 stars (5 / 5)
香りの深さ 3.5 out of 5 stars (3.5 / 5)
総合評価 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)

アルコール度数の低い日本酒おすすめランキングTOP3

【3位】 賀茂泉 COKUN




ピンク色が特徴的な可愛い日本酒

加茂泉酒造の造る清酒です。
鮮やかなピンク色をしているのが特徴的で、この色は赤色発色酵母によるものです。
チェリーなどを思わせる甘酸っぱい風味をしており、非常に飲みやすい味わいをしています。
また、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」で最高金賞を受賞した実績も持っています。

特定名称 清酒
原材料 米、米麹
アルコール度数 8度/span>
精米歩合 70%
日本酒度 -60
甘口度 5 out of 5 stars (5 / 5)
香りの深さ 3.5 out of 5 stars (3.5 / 5)
総合評価 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)

【2位】 ぷちぷち




微発泡性の女性にもおすすめな日本酒

福島県の末廣酒造が造る、微発泡性の日本酒です。
瓶内発酵にて出てきた炭酸ガスをそのまま閉じ込めた微発泡性の日本酒で、爽やかな口あたりと、大甘口の味わいが非常に飲みやすいです。
銘柄名も可愛く、日本酒を普段飲まない方や、女性の方にもおすすめ。
食前酒として飲まれる方も多く、日本酒の概念を吹き飛ばしてくれること間違いなしの一本です。

特定名称 清酒
原材料 米、米麹
アルコール度数 7度
精米歩合 ここに記載(%で統一)
日本酒度
甘口度 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)
香りの深さ 3.5 out of 5 stars (3.5 / 5)
総合評価 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)

【1位】 すず音




極甘口のシャンパンを連想させるスパークリング日本酒

日本を代表する有名な蔵元である「一ノ蔵酒造」が造る清酒です。
すず音も発泡性の清酒で、グラスに注がれた繊細な泡はシャンパンを連想させます。
日本酒度は-70~-90で非常に甘い味わいを持っており、程よい酸味も持っています。
日本酒初心者の方や、女性の方に最もおすすめな一本

特定名称 清酒
原材料 米、米麹
アルコール度数 5%
精米歩合 65%
日本酒度 -90~-70
甘口度 5 out of 5 stars (5 / 5)
香りの深さ 4 out of 5 stars (4 / 5)
総合評価 5 out of 5 stars (5 / 5)

【コラム】日本酒の「2つの度数」とは?

日本酒とおちょこ
日本酒には、アルコール度数の他にもう一つ「度数」が存在します。
それが「日本酒度」です。

日本酒度とは、甘口や辛口といった味わいを分別するためのもので、その日本酒に糖分がどれだけ入っているのかを示しています。
糖分が多いものは、-(マイナス)、少ないものは+(プラス)と日本酒度は表示されます。

味わいと日本酒度一覧表

大辛口 +6.0以上
辛口 +3.5~+5.9
やや辛口 +1.5~+3.4
普通 -1.4~+1.4
やや甘口 -3.4~-1.5
甘口 -5.9~-3.5
大甘口 -6.0以上

日本酒を飲もうと考えている方は、アルコール度数だけではなく、ぜひこちらの「日本酒度」も参考にしてみて下さいね。

まとめ

この記事では、日本酒のアルコール度数について解説し、最後にはアルコール度数の高いおすすめ日本酒と、低いおすすめ日本酒をランキング形式で紹介しました。
日本酒は決して、アルコール度数が高いお酒ではないということが分かりましたね。
ぜひ、この機会に日本酒を飲んでもっと楽しんでみてください。

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