飛露喜とはどんな日本酒?特徴や誕生秘話を紹介!人気おすすめ6選も

2019.12.07 2019.08.13

「飛露喜」と言えば、一時期は入手することも困難であった人気銘柄。
この記事では、そんな日本酒銘柄「飛露喜」について紹介します。

「飛露喜」と書いてなんて読むの？」といった基本的なことから、銘柄の特徴、蔵元についてなど徹底的に解説するので必見です！
また、最後には「飛露喜」の人気おすすめ6選も紹介します！

飛露喜ってどんな日本酒？
感動する「飛露喜」の誕生ストーリー
飛露喜はどこで販売してる？
飛露喜の人気おすすめ6選を種類別で紹介！
まとめ

飛露喜ってどんな日本酒？

まずは「飛露喜」がどんな日本酒なのかその基本的なことを解説していきます。
飛露喜という銘柄がどんなお酒なのか知りたい方は、必読です！

飛露喜の読み方

そもそも「飛露喜」と書いてなんと読むの？という疑問を持つ方も少なくないはず！
「飛露喜」と書いて「ひろき」と読みます。
なんとも特徴的な名前ですね！
ぜひ、この機会に覚えてくださいね！

飛露喜は福島のお酒

「飛露喜」は福島県の日本酒で、江戸時代中期より代々お酒造りを行なっている「廣木酒造本店」により造られています。
近年では、女性を中心に”日本酒ブーム”がきていますが、そんな日本酒ブームを牽引したのがこの「飛露喜」です。
かつては、「入手困難な幻のお酒」とも言われていたほど一世を風靡した日本酒です。

飛露喜の特徴と味わい

そんな日本酒「飛露喜」ですが、甘みと旨みのバランスが取れたすっきりとした味わいを持っているのが特徴的です。
蔵元である廣木酒造本店は、「濃密な透明感のある、存在感のある酒を造りたい」という想いを持ちお酒造りに励んでおり、まさにそんな想い通りな風味を持っています！

「飛露喜」は、しっかりとした酒質でありながらも、甘みや旨みがしっかり感じることができるクリアな味わいを持った日本酒で、非常に万能性のあるお酒です。
そのため、お酒だけで嗜むのもいいですし、普段の食事に合わせて食中酒として楽しむのもおすすめです！

感動する「飛露喜」の誕生ストーリー

そして「飛露喜」を語る上で忘れてはならないのは、その誕生の裏にある秘話です。
感動必須の誕生話を聞けば、さらに「飛露喜」のファンになってしまいますよ！

経験もないまま杜氏に就任

今でこそ大人気銘柄の「飛露喜」ですが、その誕生は、廣木酒造本店廃業の寸前でした。
「飛露喜」を造ったのは、9代目杜氏（お酒製造の最高責任者）の方なのですが、就任当初は廃業をしようとしていたそうです。

というのも、彼はもともとサラリーマンをしていましたが、父であり、蔵元の先代でもあった廣木酒造本店の8代目杜氏を支えるためにこの世界に飛び込みました。
そんな矢先、父が逝去してしまい、彼は経験も少ないまま9代目杜氏に就任することになったのです。
そんな状態で、杜氏をついでしまえば廃業を考えてもおかしくはありません。

飛露喜の誕生

そんな中、奇跡の復活劇が起こります。
彼が、再建を諦めて、廣木酒造本店の最後の記録として取材を受けところ、とある有名な地酒販売の専門店から連絡が来たのです！
これをきっかけに、「自分の好きな白ワインのようなお酒を造りたい」と考え、誕生したのが「飛露喜無ろ過生原酒」です。

母の手書きラベル

そんな「飛露喜」のラベルの文字は、実は9代目杜氏の母の手書きです！
当初は、全て手書きされていたらしいのですが、今ではプリントされたものが使用されています。
たしかに、注目してみればラベルからも不思議な温かさを感じることができますね！

飛露喜はどこで販売してる？

さて、そんな「飛露喜」ですが、かつてほどではないしろ未だに品薄状態が続いています。
特約店（特別な契約を結んだ卸売業者）ですら、売り切れている場合があり、いつ入荷するか分からない場合も。
Amazonや楽天でも取り扱っていますが、もちろんこちらも品薄状態で、商品によってはプレミア価格もついています。
入手したい方は、こまめに特約店などのサイトをチェックしておきましょう！