今現在もっとも人気と言われている日本酒の銘柄に「獺祭(だっさい)」があります。
日本酒好きではなくても一度は聞いたことのある人も多い名前です。
しかし今回紹介するのは日本酒ではなく、焼酎です。
獺祭に焼酎があるってご存知でしたか?
この記事では”獺祭の焼酎”についてその魅力を紹介していきます。
獺祭とは
そもそも獺祭は、山口県にある旭酒造が醸造しているお酒。
まろやかな味わいとフルーティーな香りが女性などにも人気で、阿部首相が当時のオバマ大統領に贈呈したことで爆発的にその知名度を広げることとなりました。
獺祭には日本酒のほかに米焼酎がある
獺祭というとあまりの知名度から日本酒としてのイメージが強いですが、実は獺祭シリーズの中には焼酎もあります。
その名も「獺祭 焼酎 39度」
日本酒をつくる際に出来る酒粕を使用した「粕取り」と呼ばれる焼酎です。
獺祭焼酎39度
粕取り焼酎とは?
粕取り焼酎とは日本酒を搾った後に出来る酒粕を蒸留することで焼酎をつくります。
もともと日本酒であった酒粕を焼酎にすることで日本酒のような香りになります。
特に獺祭のようなフルーティーな香りが特徴のものを蒸留したとなれば、「これ本当に焼酎なの?」と思えるほど華やかな香りと甘みが堪能できる米焼酎に仕上がります。
獺祭の焼酎ってどんな味わい?
獺祭焼酎は口当たりが良く、甘みや香りの質はまさに日本酒そのもの。
ですが蒸留酒である獺祭焼酎は、甘く華やかな風味も日本酒の獺祭より強烈で開けた瞬間からフルーティーな甘い香りが辺りに漂い始めます。
獺祭を始め、日本酒の大吟醸のような華やかな香りが好みのかたに特におすすめできる味わいになっています。
獺祭焼酎のおすすめの飲み方
まるで一味濃い日本酒を飲んでいるかのような獺祭焼酎。
ぜひストレートで味わいたいところですが、度数39度と高めなのでアルコールが強すぎてしまいます。
おすすめは氷入りの水割りや前割りなどです。
かなり風味が強い焼酎なので水で割ったくらいでは衰えるようなことはないのでご安心ください。
むしろ水で割ることによってまろやかさが出て、より一層香りを楽しめます。
また冷たいお酒は後で酔いが途端に回ってきたりもするので、アルコールに強くない方などはお湯割りにして立ち上がる湯気と共にゆっくりその香りを楽しむのがおすすめです。
また食事と合わせる場合には柑橘系のフルーツや、獺祭焼酎の香りを邪魔せず味わいに奥行きのある魚料理や鴨などがおすすめです。
まとめ
獺祭焼酎の香りは後味にも残りやすく一口でも長く余韻に浸れるので、先ほど述べたような飲み方だけでなく、自分にあったお気に入りの楽しみ方を是非研究してみてください。
この記事を読んで気になった方、
獺祭の焼酎はかなり希少な銘酒で、日本酒共に入手困難なお酒です。
もし見かけるようなことがあれば迷わず購入することをおすすめします。